- ハードのことを聞かれると「わたしはソフト屋だから」といってしまうエンジニアの方
- プログラミングのみのキャリアアップに限界を感じているエンジニアの方
この記事のテーマは、「プログラミングだけじゃなく、ハードも学ぼう」です。
このテーマで書こうと思った理由ですが、仕事で技術的な会話をしているとよく出てくるフレーズに、
わたしはソフト屋だから、電気のことはよくわからない。
っていうのがあるんですよね。
これってすごく損していると思いません?
エンジニアはよく「私はソフト屋です」とか「私はメカ屋です」と言ってしまいますが、あれはよくない。
肩書きでじぶんの可能性を縛らずに、いろいろな分野の知識をまなびましょう。
得意分野プラスアルファの知識の差が、ライバルと差をつける秘訣です。
— 石塚幸司@転職エンジニアブロガー (@Kumikomi83) July 2, 2018
「よくわからない」を「ちょっとならわかる」に変えるだけで、エンジニアの仕事はもっと楽しくなりますよ!
プログラミングだけじゃだめ
そもそも論ですが、プログラミングってあくまで「サービスを提供する手段」なんですよね。
なので、メカ屋だろうがソフト屋だろうが、最終的に提供するサービスのことを考えながら仕事をする必要があります。
プログラミングだけでも生活していけなくはないですが、それだと一生下働きになってしまいます。
それに、「わたしはソフト屋だから」というのは一種の逃げです。
「わたしはソフトしかやっていないから、メカや電気のことはわからなくても当然です」
という内容を、言葉を変えて言っているにすぎません。
純粋にカッコ悪いですし、自分の可能性をわざわざ狭める必要もありません。
「〇〇屋」という言葉を使うのは今日からやめましょう。
肩書きをすてて、じぶんの可能性を広げましょう。
プログラミングついでに製品知識も学ぼう
そうはいっても、ソフト以外のことなんてよくわからないよ。
という方もたくさんいるでしょう。
何から手をつけていいかわからないという方は、まずはプログラミングを実行する製品について学びましょう。
たとえば、自動車関係のプログラムをやっている方なら、
- エンジンの動力ってどうやってタイヤに伝わるの?
- トルクと出力って何が違うの?
- ハイブリッド車ってなんで燃費がいいの?
- 自動ブレーキシステムってどうやってブレーキかけてるの?
というような自動車に関する知識を、プログラミングをしながら覚えておくといいでしょう。
あくまで自分の得意な仕事をしつつ、そのついでに覚えるんです。
製品知識をつみ上げていくと、その引き出しの多さが後々効いてきます。
学べるものはなんでも学べの精神です。
仕事のついでにちゃっかり知識を蓄えましょう。
製品の要件定義や仕様検討をするときに特に役立ちますね。
ちょい足しでライバルと差をつける
ソフトウェアをメインでやってる人にとっては、メカや電気の話はちょっと難しく聞こえるかもしれません。
ですが、メカや電気の話もちょっとでいいから分かるようにしましょう。
本当にちょっとだけでいいんです。
たとえばメカなら、製図のしかたや金属の加工のしかたをちょっとだけ覚えておけばオーケーです。
電気なら、スイッチを押したらマイコンの入力がHighになるかLowになるかが、回路図を読んでわかる程度でオーケーです。
入門書レベルの知識でいいんですよ。
ほんの少しでもメカや電気の知識があれば、技術的な打ち合わせをしたときに
「この人ソフト専門家と思ったらハードもわかるんだ!すごいな!」
ってなるんです。
実際はちょっとしかわかってないんですけどね。
裏を返せば、そのちょっとすら理解していない、理解しようと努力もしない人がメチャクチャ多いということです。
自分の得意分野に知識をちょい足しして、ライバルと差をつけましょう!
ちょい足しで大きな差別化が期待できます。
最後に
いろいろと書きましたが、プログラミング以外の知識を学ぶ最大のメリットは、
「自分でできることが増えて、なにかと楽しい」
に尽きると思います。
エンジニアはモノをつくってなんぼなので、仕事を楽しむためにも知識を増やしていきましょう!
わたしはメカ屋だから、ソフトのことはよくわからない。