派遣社員のみなさん要注意 ボーナスは「派遣会社が一方的に有利」な制度ですよ

働き方
この記事はこんな方にオススメ!
  • うちの会社はボーナスがあるからいい会社だ」と思っている派遣社員の方。
  • うちの会社はボーナスがないから残念だ」と思っている派遣社員の方。

 

うちの派遣会社はボーナスもちゃんともらえるぞ。いい会社だなあ。

ちょっと待って! それだまされてますよ!

 

そろそろ夏ボーナスの季節ですね。

一般企業であればボーナスがあった方がうれしいかもしれませんが、派遣会社に関してはボーナスはイマイチな制度です。

年収が同じであれば、ボーナスではなく月給でもらった方が絶対にトクです。

 

ボーナスは、利益の分け前

まずはボーナスについておさらい。

一般的に、ボーナスは通常の給料とくらべて次のような性質があります

  • 会社の業績によって金額が変わる。
  • 社員の半年前の成果によって金額が変わる。
  • 退職するともらえない。

 

一般的な会社では、今日1日ものすごくがんばったからといって、その日のうちに利益が出るわけではありません。

なので、「あとで成果が出たら儲けを分配しましょう」という性質の報酬がボーナスなのです。

これをふまえて、なぜボーナスは「派遣会社が一方的に有利」なのかを考えてみましょう。

 

なぜ「派遣会社が一方的に有利」なのか?

 

あなたの利益はその日のうちに確定している

派遣会社の利益は、あたりまえですが派遣社員の派遣料金によってもたらされます。

一般的な会社では成果が利益に結びつくのに時間がかかりますが、派遣会社ではその日のうちに利益が確定します。

 

なので、「あとで成果が出たら儲けを分配しましょう」という考えはそもそもナンセンスなのです。

あとで損失がでたらそれは派遣会社の間接費用の問題です。

 

あとから分配する必要がないんですね。

 

派遣社員にとって、ボーナスはただの給料後払い

最初のボーナスの説明に「派遣会社の利益はその日のうちに確定している」という事実を追加すると、以下のようになります。

  • 会社の業績によって金額が変わる。→会社の業績は間接費用による。
  • 社員の半年前の成果によって金額が変わる。→社員の成果はその日のうちに確定している。
  • 退職するともらえない。→これはそのまま!

 

どうでしょう。

上の要素では、派遣社員側に有利な要素はまったくありません。

月給であればもらえたはずの給料が、ボーナスになるともらえなくなる可能性がでてきます。

 

さっさともらっちゃった方がおトクですね。

 

会社の都合でボーナス不支給にできる。

さらにいうと、そもそもボーナスって会社は支給する義務がないんですよね。

 

たとえば、派遣会社のバックオフィスがお金を使いすぎちゃったとして、

ごめん! 今期は業績が悪いからボーナスはカットにさせてくれ!

といってボーナスを不支給にすることもできてしまうんです。

 

必ず年2回もらえると思っていると、痛い目をみるかもしれません。

 

まとめ もらえるお金はすぐもらおう

いかがでしょう。

一般企業の社員はともかく、派遣社員についてはボーナスは不利な制度です。

月給でもらえるならさっさともらうべきですね。

 

さいごに宣伝ですが、わたしの勤めているリツアンSTCはボーナスのない派遣会社です。

そのかわり月給はかなりいいですし、年収ベースでみても給料はかなりいいです。

紹介記事はこちらです。ぜひチェックしてみてください。