【読書初心者向け】本を読まない人にもオススメする、買ってよかった本10選

読書
この記事はこんな方にオススメ!
  • 読書を始めてみたいけど、何を読んだらいいかわからない」という読書初心者の方。

 

読書してみようと思って本屋さん行ったんだけど、いろいろありすぎて選べないんだよね…

それなら、わたしが買ってよかったと心から思った本を紹介しましょう!

 

なんて偉そうなことを書いていますが、わたしもちゃんと読書するようになったのは社会人になってからなんですよね。

読書初心者だったときのことを振り返ると、最初って何を読んでいいかよくわかんないんですよね。

読み始めてハズレだった時のショックも大きいですし。

 

なので、この記事では「わたしが実際に買って読んで、金を払った甲斐があった!」と思った本を10冊厳選しました。

初めての読書の参考になれば幸いです。

 

オススメの本10選

 

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)

 

格ゲーで賞金を稼ぐプロゲーマー、ウメハラこと梅原大吾さんのノウハウが詰まった本です。

ウメハラは格ゲー界隈では知らない人がいないほど有名なプレーヤーで、特にストリートファイターシリーズで優秀な成績を収め続ける、本のタイトルに恥じない「勝ち続ける」方です。

前半は勝ち続けるための心得、後半はプロゲーマーになるまでの苦悩の日々を振り返る内容となっています。

 

この本のオススメポイントは、タイトルにもあるように勝ち続けるための心得がたくさん詰まっていることです。

勝つ心得ではありませんよ?勝ち「続ける」ための心得です。

1回だけの勝負に勝つなら小手先のテクニックを駆使すればなんとかなるかもしれませんが、長期にわたって結果を出し続けるためには、結局のところ地力を高めるしかないんですよね。

 

とにかく名言だらけの本ですが、一つだけピックアップすると「自分だけの道を切り拓く」ですね。

手っ取り早い方法や人の真似、安易な近道を選んだ人は、どれだけ頑張っても最大で10の強さしか手に入れることができない。しかし、自分だけの道を切り拓いて進んでいった者は、11、12、13の強さを手にできるはずだ。

 

この考えはプロゲーマーに限らず、一般のビジネスにも通用する考え方です。

成功者のやり方をパクればある程度の成功はあるかもしれませんが、1番になることはできませんからね。

これ以外にも名言がたくさんあるので、続きを読んで勝ち続ける意志力を手に入れましょう!

 

未来に先回りする思考法

未来に先回りする思考法

 

メタップスの社長、佐藤航陽さんの著書です。

テクノロジーの進歩を題材に、世界が変化するパターンをどうやって見抜くかについてのノウハウが書かれています。

 

この本の要点は、「テクノロジーは人間を拡張するものであること」と、「変化を点ではなく線でとらえること」の二つです。

 

例えば人間の足について考えると、草履は足の機能を拡張するテクノロジーであるといえます。

その後、自動車が発明され、移動できる距離が大幅に伸びます。

さらに飛行機が発明さ移動できる距離がもっと伸びます。

 

この草履→自動車→飛行機の変化を連続した線で考えてみると、人の移動力よりずっと遠くへ行くという変化の流れがみえます。

この流れでテクノロジーが進歩した結果、最終的には重力を振り切って宇宙まで行くことになったんです。

 

この本にはこれ以外のテクノロジーの変化に対する考察がたくさん書かれていて、どれも「なるほど!」と感心するようなものばかりです。

この本の続きを読んで、ちょっと先の未来を眺めてみませんか?

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

この本は、「教育にまつわる専門家の意見って本当に正しいの?」という疑問を、データをもとに検証した結果をまとめた本です。

 

例えば、よくある教育論に次のようなものがありますね。

  • 勉強させるのにご褒美で釣ってはいけない
  • ほめて育てたほうがいい
  • ゲームをすると暴力的になる

 

この著者は、これらの教育論はすべてデータに反していると述べています。

つまるところ、上の主張はデータに基づいて考えると、こうなっちゃうわけですね。

  • 勉強させるのにご褒美で釣ってもOK
  • ほめて育てるのは悪影響
  • ゲームをしても暴力的にはならない

 

この「ほめて育てるのは悪影響」というのは結構ビックリでした。

これを裏付ける検証結果が本には書かれています。

 

ある大学で二つの学生グループに対して宿題に関する連絡をするときに、一方には「やればできる」的な自尊心を高めるメッセージを送り、もう一方には「おせっきょう」的な個人の管理能力や責任感の重要性を説くメッセージを送りました。

この二つのグループの試験の成績を比べると、「やればできる」グループは「おせっきょう」グループと比べて、成績が悪かったことが示されました。

この実験結果の考察として、「むやみやたらに褒めると根拠のない自尊心をもってしまい、悪い成績を取ったという反省の機会を奪ってしまう」と説明されています。

 

これ以外にも、いろいろな教育論について実験データをもとに考察しています。

自分の子供に「なんとなく」の間違った教育をしないためにも、ぜひ読んでみてください。

 

多動力

多動力 (NewsPicks Book)

 

ホリエモンこと堀江貴文さんの著書です。

様々なことに興味をもって、どんどん面白いことを仕掛けていく仕事論がつまっています。

 

この本の魅力は、超合理的なホリエモンの言葉ですね。

もう古い考え方をバッサバッサと切っていきます。

  • 寿司屋の修行なんて意味がない
  • 電話をかけてくる人間とは仕事をするな
  • 全ての仕事はスマホでできる

 

この本は、特にサラリーマンの方にオススメしたいです。

この本に書かれている内容を一つ一つ実践していけは仕事は格段に早く終わるし、その分の浮いた時間をやりたいことに使えます。

ホリエモンの世界一のスピード仕事術を学んで、爆速で人生を楽しんでみませんか?

 

金持ち父さん 貧乏父さん

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

 

わたしもお金に関する本をいろいろ読みましたが、一冊だけ選べと言われたら100%これをオススメします。

というかこの本を読んでいないと人生損しています。

それくらいにオススメの本です。

 

この本は、真面目だけど貧しい教師の「貧乏父さん」の息子である主人公が、友人の父の実業家「金持ち父さん」の元で「金持ちの考え方」を学ぶという内容です。

著者のロバート・キヨサキ氏の経験をもとに書かれたフィクションです。

 

この本をなんでここまでオススメするかというと、「お金に対する基本的な考え方」の教科書的な存在だからです。

普通の人って「お金に関する教育」をほとんど受けずに大人になっているじゃないですか?

お金に関する知識がないのに、お金持ちになんかなれっこないですよね?

 

この本では、ファイナンシャルリテラシー(お金に関する知識)の重要性を繰り返し説いています。

この本をひとしきり読むと、漠然としたお金に対する不安がなくなって、お金とどう向き合えば良いかが理解できます。

 

お金の話をするので投資の話がよく出てきますが、投資を全然やったことのない人でもスラスラ読めるようになっています。

というかむしろ投資初心者の方が胸に刺さる内容かなと思うので、「資産は全部銀行に貯金」という人は一度読んでみてください。

 

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)

 

社会派ブロガーのちきりんさんの著書です。

仕事、家庭、お金の悩みを抱えている人には特にオススメです。

この本は、「そんなに人生悩まなくても、好きなことや楽なことを貫いた方がいいんじゃない?」というスタイルで、仕事、家庭、お金の悩みに社会派ブロガーの視点から切り込んでいくという内容です。

 

この本でも一章を割いてお金の話をしているので、ある種のお金の教科書的な側面もあります。

ただ、内容としてはより具体的で身近なものが多く、例えば

  • 10年以上のローンはダメです
  • 大半の保険は不要
  • 情報商材はなぜ売れるのか?

といったテーマについて書かれています。

 

ちきりんさんの視点はとても柔軟で、かつ論理的です。

説明をみると「なるほど!そう考えるのか!」と思うようなテーマがたくさんあるので、人生に悩んでいる人は読んでみてください。

 

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

この本はある男女の出逢いから別れまでをかいた、ありきたりな恋愛小説です。

最後の2ページを読まなければ。

 

本というのは文章から場面を思い浮かべるという点で、人間の想像力を鍛える訓練になります。

ただ、往々にして人は自分の好き勝手に想像するので、実際の状況とは違ってたりするんですよね。

 

この本は意図的に読者にミスリードさせる、叙述トリックと呼ばれる手法を用いた本です。

これはテレビドラマでは味わえない驚きなので、息抜きに読んでみるとちょうどいいと思います。

絶対に後ろから読んじゃダメですよ!

 

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

 

この本は、関西弁を話す胡散臭いゾウの神さま「ガネーシャ」が、夢を叶えられずにくすぶっている主人公をたきつけるという内容です。

ある種の自己啓発本といえなくもないですが、ガネーシャのユーモアな感じも相まってゆるく読書することができます。

 

この本のオススメポイントは、ガネーシャが主人公だけではなく読者に向かっても行動を促してくるところです。

ガネーシャは主人公に毎日ひとつずつ課題を出していくのですが、本の冒頭で

本書の使い方

今日からあなたには、ガネーシャから出題される課題を、毎日一つずつ実行してもらうことになります。

と書かれています。

要するにお前もやれよということです。

 

課題の内容は十分実行できる内容で、「靴を磨く」とか「食事を腹八分目におさえる」といったものです。

なんでこんなことで夢を叶えられるの?と思うかもしれませんが、それについてもちゃんと本に書かれています。

 

一日一つ分の課題まで読み進め、主人公と一緒に課題をクリアしていきましょう。

全ての課題をクリアする頃には、あなたの考え方も大きく変わっているはずです。

 

海賊と呼ばれた男

     

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)

 

ガソリンスタンドの出光でおなじみの出光興産の創業者、出光佐三氏をモデルにした小説です。

この本の内容は、石油の販売に生涯をかけた国岡鐵三という男が、何度も会社の倒産の危機を向かえながらそれを乗り越えていくというサクセスストーリです。

 

この本のみどころは、立ちはだかる困難の数々と、それを乗り越えていく鐵三のひたむきな姿です。

同業者に嫌がらせを受け、第二次世界大戦で全財産を無くし、GHQに圧力をかけられ、イギリスに石油タンカーを拿捕されそうになるなど、これでもかと言わんばかりに無理難題がのしかかります。

これフィクションじゃなくて実話ですよ!

たぶん私だったらとっくに心が折れていると思います。

 

そんな困難な状況でも、「少しでも石油を安く売りたい」「社員は一人もクビにしない」という鐵三の強い信念に胸が打たれますね。

読み終わる頃には熱い気持ちがこみ上げてきます

 

「最近仕事に情熱を感じてないなー」という人にはとてもオススメです。

 

下町ロケット

下町ロケット (小学館文庫)

 

エンジニア的にはこの一冊は外せません。

この本は、ロケットエンジンのカギとなるバルブの特許をもつ町工場の社長が、大企業の特許訴訟や買収の機器を乗り越えて自社製品を世に送り出すという内容です。

作者は半沢直樹シリーズでおなじみの池井戸潤氏。

 

この本の魅力は、製造現場とエンジニアの気持ちが非常にリアルに描かれている点です。

わたしがエンジニアなのでわかります。

この本の描写はガチです。

もう読んでいるだけで胸と目頭が熱くなります。

 

特許の請求項はあえて広く解釈できるように書くとか、実際の研究開発の現場でも行われている内容が描写されているので、作者はかなり念入りに取材したんじゃないかなと思います。

エンジニアのリアルな仕事現場を垣間見れるので、エンジニアじゃない方にもぜひ読んで欲しいです。

 

おまけ 読書をするならKindle端末がオススメ

Kindle Paperwhite マンガモデル、電子書籍リーダー、Wi-Fi 、32GB、ブラック

 

わたしも以前は紙の本を買っていたのですが、1年半ほど前からはKindleに切り替えました。

決して安い買い物ではないですが、文句なしにオススメできます。

 

本をかさばらずに持ち運べますし、スマホやPCと違って目が疲れにくいので読書に最適ですね。

今回紹介した本でも、「金持ち父さん貧乏父さん」と「海賊と呼ばれた男」以外はKindle版がありますので、これを機に購入してみてはいかがですか?

 

使い方はとっても簡単。

Kindle端末が届いたら電源を入れて、普段使っているAmazonのアカウントでログインするだけ。

そうすれば、購入済みのKindle本が自動でダウンロードされます。

快適な読書体験があなたを待っていますよ!