無職の生活を振り返る リーマンショックの時の税金やハロワ通い、転職活動について

雑記
この記事はこんな方にオススメ!
  • 会社を辞めたいけど、辞めたあと生活できるか不安だ」という方。
  • リーマンショックってニュースではよく聞いたけど、実際大変だったの?」という若手の方。

 

会社辞めたあとどうなるかわかんないし、転職は不安だ…

最初はみんな不安です。わたしが無職だったときの話をしましょう。

 

無職になった経緯

わたしが無職になったのは2010年の7月です。

その当時は2009年に新卒で入社した会社に勤めていました。

企業や研究機関を相手に測定機器を販売するメーカーの、ソフトウェア開発専門の子会社でどうにかこうにか未経験からプログラミングをしていた頃の話です。

 

当時はリーマンショックの影響で日本経済も大打撃を受けていました。

企業の内定取り消しなんかも社会問題になっていた頃ですね。

わたしも内定が取り消されたりしないかと心配していましたが、無事入社できたので自分は大丈夫だろうと思っていたんですよ。

 

そしたら2010年の年明け早々に

この会社は6月30日に解散します

と言われてしまいましてね。

 

会社から提示された条件は次の3つでした。

  1. 役員数名で新しく会社を設立するので、その会社に転籍して今の仕事を続ける。
  2. 本社に転籍する。その場合は何の仕事をするかは分からない。
  3. 希望退職に応じて退職する。

 

色々悩んだのですが、当時25歳でまだ若かったのと、その当時の仕事をずっと続けるイメージが湧いていなかったので退職することにしました。

当時は全然スキルもなかったし、お金も満足に持っていませんでしたが、それよりも「今度はどんな仕事ができるんだろう」という期待感の方が大きかった気がします。

今思えばずいぶんと楽観的でしたね。

 

事業自体がなくなるわけではないので、会社がなくなる6月30日まできっちり仕事をして退職しました。

 

退職後の手続き

会社を辞めた次の日は、保険や年金の手続きを真っ先にしました。

保険証がないと病院で全額負担になってしまいますからね。

これらの手続きは市役所でできて、1日ですべて終わりました。

 

失業保険の給付手続きは結構手間がかかりました。

まずは退職した会社から離職表が届くのを待って、それからハローワークに行きました。

手続きを済ませると、1週間後くらいに雇用保険受給の説明会に参加するように言われるのでこれに参加しました。

その後、「この人仕事探してるけどまだみつかってないよ」という状態を認定する失業認定日というのが28日毎にくるので、そこでやっと保険の給付となりました。

私の場合は会社都合の退職だったので、3ヶ月の給付制限もなくすぐに給付を受けることができましたね。

 

ハローワークでの手続きは実際にハローワークで聞いた方が早いので、とりあえず

離職票きたらすぐにハローワークに行け

とだけ覚えておいてもらえれば大丈夫です。

 

無職の日常

人それぞれだと思いますが、私はこんな感じでした。

 

毎日が土曜日だ

「明日は仕事だから早く寝なきゃ」的な概念は無職には存在しません。

サラリーマンの感覚で説明するなら、毎日が土曜日みたいな感じです。

具体的な生活の変化としては、退職した次の日から目覚まし時計をセットしなくなりましたね。

本当に好きな時間に起きて、好きな時間に寝ていました。

 

ゲームばっかりしていた

直前まで仕事していたのが割と忙しい職場だったので、その反動か無職になった後はゲームばかりしていましたね。

いろいろやりましたが特にハマったのはデモンズソウルです。

 

Demon’s Souls(デモンズソウル) PlayStation 3 the Best

 

歯ごたえのある難易度と自由度の高いゲーム性にすっかりハマって、一日中遊んでましたね。

現在はオンラインサービスが終了してしまっていますが、オフラインでも十分楽しめる作りなので、アクションゲームが得意な人にはオススメです。

 

携帯ゲーム機だと、モンハンもかなりやりました。

当時はPSPの2ndGが全盛期でしたね。

 

モンスターハンターポータブル 2nd G

 

大剣と太刀をメインに350時間くらい遊びましたね。

大人になってからこんなに遊んだのは、この無職の期間が最初で最後だったと思います。

 

意外と夜型にはならない

「こんなにゲームばっかりしていて夜型にならないの?」と思う方もいると思いますが、わたしの場合は全くなりませんでした。

むしろ仕事していた時よりも朝方になりましたね。

 

何でかっていうと、わざわざ夜にゲームとかする必要がないんですよね。

だって昼間の有り余る時間を使えば良いのですから。

 

日中にやりたいことを全てやり、夕方くらいにご飯を食べて10時前には大体寝ていました。

無職というのはとても健康的なのかもしれません。

 

転職活動は多くて週3回くらい

転職活動については、前職を辞めると決めた時点で既に動き始めていました。

もともとお金もなかったので、短期決戦ですぐに次の職場をみつけるつもりだったのです。

 

とは言っても、毎日面接があるわけではないので暇でした。

多くて週3回くらいでしょうか。

基本的に書類を書いて結果を待つ時間が転職活動の大半を占めることになりました。

 

あまりにヒマなので大型二輪の免許をとってみた

無職での転職活動は暇なのですが、かといって家にいてもゲームばかりしてしまうわたし。

なにかしら外出する機会があった方がいいかなと思ったので、二輪の免許を取ってみることにしました。

当時住んでいたアパートの近くに教習所があって、もともと退職前から気になっていたんですよね。

 

人気のない時限でもお構いなしに予約をいれられるという無職の特権をフル活用し、1ヶ月ほどで普通二輪の免許を取ることができました。

「ついでだから大型の免許も取るっちゃえ!」という謎のテンションでそのまま大型二輪コースも受講し、2週間ほどで無事に大型二輪の免許も取れました。

 

無収入で税金の支払いはなかなかツライ

仕事を辞めると、自分で税金や保険、年金を支払う必要があります。

会社に勤めていると給与「天引き」といったりしますが、どちらかというと支払い代行の方がしっくりくるかもです。

退職してしばらくすると払込用紙が送られてくるのですが、この支払いがなかなかツライです。

だって収入ありませんからね。

 

わたしはあまりお金を溜めずに無職になってしまいましたが、これから会社辞めようと検討している方はある程度の貯金をしておくことをオススメします。

とりあえず半年生活できるくらいの金額があれば安心ですね。

 

失業の認定日には必ずハローワークに行く

失業の認定日には最優先でハローワークに行きました。

この日にハローワークに行けないと、失業状態が認定されないので給付金を受給できません。

なので、石にかじりついてでもハローワークに行く必要があります。

 

認定日の朝にハローワークに行くと、「こんなに失業者がいてこの国は大丈夫なの?」というくらい人がたくさんいますが、30分もあれば自分の番が来て手続きが終わります。

失業給付は「仕事を探しているけどみつからない」という人のためのものなので、必ず転職活動をして受給するようにしてください。

 

まとめ お金は確かに心配だが、わりと普通に生活できる

いかがでしたでしょうか。

わたしのリーマンショックでの無職経験でした。

 

無職で一番心配だったのはお金でしたが、給付金があるので贅沢なお金の使い方をしなければわりと普通に生活できました。

むしろ色々と好きなことができて結構楽しかったと思ってます。

 

これから仕事を辞める人の不安が、この記事で少しでも解消できたなら幸いです。