- 「はしかってよくわかんないけど、そんなに大変なの?」という方。
- 「自己負担で予防接種って高くない?」と思っている方。
今日は麻疹のワクチンを接種してきました。
妊婦さんが麻疹にかからないようにするためには、接触者が麻疹を持ち込まないようにするのが一番の対策です。
麻疹ワクチンは最近在庫が少ないそうなので、早めに予約して接種しましょう。
— 石塚幸司@なんでもやってみるエンジニア (@Kumikomi83) August 17, 2018
先日はしかの予防接種を受けてきました。
妻が妊娠しているので、はしかの感染リスクを減らすのが目的ですね。
はしかってとても危険な病気なのにも関わらず、その危険性があまり認知されてないように思うんですよね。
こどもの頃に予防接種するやつでしょ? みたいな感じで。
なので、この記事でははしかの危険性と、予防接種の重要性についてまとめてみました。
危険を回避するためにも、ぜひ一度読んでみてください。
はしかはとても危険な病気
はしかについてツイートしていたら、フォロワーさんがこんなリツイートをしていました。
また予防接種前の生後1ヶ月くらいの子どもを連れ出して外食しようとしたご主人、止めようとした嫁さんに言い放ったことが、
「感染怖いとか、病院にも行けないじゃん」
心底バカかと思いました。風疹も予防接種受けてない人とかいて話題になったの、知らないのかな。 https://t.co/LCSM0UoaqC
— Z-Kachan@ぼよよん (@Z_kachan) August 17, 2018
感染怖いよ! わたしだって怖いよ!
はしかはかつて命定めと呼ばれたほど症状の重い感染症です。
現代の先進国においても、1000人に1人くらいは亡くなる方がいるほどです。
しかも感染力がとても強く、手洗いやうがいだけでは防げません。
はしかを甘くみている人には、一度このマンガを読んでもらいたいですね。
JIN―仁― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
現代の医師が幕末の江戸にタイムスリップしてしまうという設定のSF医療マンガです。
以前テレビドラマにもなったやつですね。
このマンガの1巻の真ん中くらいではしかの大流行の話が出ますが、まさに命定めなんですよ。
瞬く間に感染が広がり、当時の栄養状態の悪さも相まってどんどん人が亡くなっていきます。
きちんとした対策をしないと非常に恐ろしい病気だというのがわかってもらえると思います。
はしかの特徴
はしかの特徴ですが、国立感染症研究所のページに細かくまとめてあります。
読む時間がない人のために重要な点をいくつかピックアップすると、
- 感染力がとても強い。
- 特異的な治療法はなく、対処療法による自然治癒を待つしかない。
- 感染すると免疫力が落ちるので、肺炎や脳炎などの合併症を引き起こしやすい。
- 先進国でも1000人に1人くらいが亡くなる。
- 2回の予防接種でほぼ防げる。
という感じです。
「ヤバイ病気だけど、予防接種でほぼ防げる」と覚えておいて下さい。
妊娠中、乳児の子育て中の方は要注意
妊娠中や、乳児の子育てをされている方は特に注意しなければなりません。
妊娠中にはしかに罹ると、早産や流産の原因になる場合があります。
これは厚生労働省の麻しんのページにも書かれています。
また、はしかの抗体がない乳児も要注意です。
体力が低いので感染すると重症化しますし、治癒したとしても数年後にSSPEを発症する場合があります。
SSPEは極めて症状の重い脳炎で、発症から数ヶ月で寝たきりになってしまいます。
国立感染症研究所のページで実際に発症した方の紹介記事が掲載されていますので、一度読んでみて下さい。
2回の予防接種で防ごう
こんなに恐ろしいはしかですが、予防接種をすれば防ぐことができます。
これも国立感染症研究所のQ&Aに書かれています。
覚えておいてほしいのが、予防接種を2回受けると確実だということです。
1回だと免疫がつかなかったり、ついた免疫が時間とともに弱くなってしまうことがあるためです。
1990年の4月以降に生まれた方は2回接種するようになっているのでいいですが、それ以前に生まれた方は1歳のときに1度だけしか接種していない世代です。
なので、28歳以上の方は要注意です。
最後に お金かかるけどそれでも予防接種したほうがいいよ
わたしの場合、予防接種に1万円ほどかかりましたね。
保険が効かないため、全額自己負担になりました。
ですが、万が一はしかに罹ってしまうと1週間くらいは高熱に悩まされる上に、家族を感染のリスクにさらすことになります。
なので、多少高くても予防接種しておいた方が結果的に得なんですよ。
こんなに恐ろしい病気をたった1万円で防げるので、ケチケチしないで予防接種を受けましょう。